猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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mm、結婚届けに印鑑を押す その1

重大なことは、結構思いがけずにやってくる。

確かにその日はいつもと違う朝だった。
寒さが身にしみるというのに、なぜか思い立ってバイクに
跨って会社に来た時点でおかしい。
自分自身何で不吉な予兆を感じていたのかもしれない――。

自分が突然、自分も思っていないような決断をする……
私に限って、そんなことはないと思っていた。

近頃、また結婚式の誘いが増えてきた。
遊び優先だったような奴らが立て続けに連絡をしてくる。
あきらかに第二波がやってきた。
私はというと――。

  *                *




コロッケ男は隣で電話をするmmをずっと待っていた。
mmの表情はやや緊張しているようにみえる。
どうしてよいものやら。
何か企んでいるのか?
あたふた。あたふた。

「う~む。とりあえず、今はない。とりあえず後で」
mmは電話を切った。
一通りコロッケ男は経緯を理解済みではある。
mmが言う。
「どうすりゃいいんだ?俺でいいのか?」
mmは苦虫をかみつぶしたような表情だ。
本来、そんなに悩むべきことではないのかもしれない。
もっと、祝福すべきことのはずなんだ。
それでも、mmはつぶやく。
「う~む。なんか、そんな簡単に押してよいのだろうか…。
 責任重大な気がする……」

コロッケ男も実際のところ、同じ思いだった。
「ちょっと、俺調べてみるよ」
いらぬ責任を背負わずに、気持ちよく祝福したいではないか――。

                                  (続)
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by 13staydream | 2009-11-23 22:21 | 戯言