猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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猫撫で声の訪問者 プロローグ

Apeが行方不明になって何カ月たったろう。
イベントが続いて、それなりに忙しくしていた。
従ってこの話もすでに1週間前に起こった出来事である。

すでに2週間ほど、新しい相棒FTRにまたがっていない。
その日は、一応オフで自宅でほどほど仕事をして、
FTRを動かそうと家を出た。

Apeのときと違って、カバーもかけ厳重に2つのロックもしている。
そのカバーをあけると、私の足元で「ガチャン」という音がする。
何の音?と視線をゆっくり足元にむける。
そこには、1つの錆びたペンチ。
はて?私はこんなペンチを持っていただろうか。
記憶にないけど、なんか修理したのだったっけ?

このペンチはおかしい。
恐る恐るカバーをすべてめくる。
機械音痴な私だが、それでも違和感を感じる。
そして、その違和感がどこにあるのか、ほどなく見つけることができた。






名前は知らぬが細いチューブというか、ホースが垂れ下がっている。
その横にある燃料コックが、身に覚えのないOFFに位置している。

さすがの私でも予想しえたが、そのOFFをONに切り替えると
そのホースから、透明の液体がドボドボ流れ出す。
そして、その匂いは明らかにガソリンである。

今回はバイク自体は盗まれずにすんだものの、
一体何なのだ、この物騒な街は……。

そして、犯人は一体どこのどいつだ。こんな細い道にある
アパートの道から見えない駐輪場でイタズラをする奴。
同一犯の可能性も十分にありえる。
例えば、盗んだApeのために、ガソリンを盗んだとか。


そして今朝――。
この事件との関連性は現時点で不明だが、私は見知らぬ女性に遭遇する――。

                                            (続)

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by 13staydream | 2010-10-05 12:56 | 戯言