猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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監禁事件~1


今回は、正直に言うとこの物語を書くべきかどうか判断に困っている。
なぜなら、犯人はつかまっていない話だ。
そして、この物語が世間に知られてもよいのだろうか。
私の胸の中にしまっておいた方が、むしろ幸せなのかもしれない。
ただ、私の良心は書くことをすすめている。
この話は私の友人、仮にIとしよう、彼が話してくれた、
ある男の奇怪な性癖・・・とでもいうべきか、それを書き記すことになる。




何年か前、少女を長年監禁していて捕まった男がいたことを
覚えているだろうか。一体なぜ、そのような事件が起こるのだろうか--。





その男は小さなアパートに一人暮らしをしていた。
明るく、まわりの評判も決して悪くない、20歳も後半。
見た目は細身で足がいまどきらしく、長い。
が、これといった特徴はない。

こんな男が事件を起こしたとしても、
「そんな人には見えなかったんだけどねぇ」
なんて言われる典型だろう。

仕事は休んだことがない。まじめにこなす。
つきあいも悪くなく、誘われれば酒の席にも同行する。
一人暮らしなだけに、飲んだ後は友人を部屋に泊めることも
たまにあるのだそうだ。
(余談だが、私も同様のことをよくする)


そう、私の友人Hもその男のアパートに泊まったことがある1人だ。
しかし、Iはその男の性癖など、彼のアパートに泊まったそのときでさえ

気づかなかったという。


                                         (続)
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by 13staydream | 2006-03-06 01:58 | 戯言