猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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夏休み~たった1/30日なのに長い長い1日⑤ 最終回

午後8時を回る。
チーム・ハヤオはそのころ、うまい飯を終え、
残り火で何となくキャンプファイアーをしながら語り合う。
火も弱くなり、ようやく寝ることにしようかと動き出す。

すると、誰かがランタンを消す。そこには突然、真っ暗闇
が現れる。
「何で消すんだよ」誰かが言う。
「消すようにって言われたんだ」
「なんか恐いよ~」
予想外の暗闇に、皆に不安が襲う。本当に何も見えないのだ。

でも、暗闇だからこそってことも実はあったりする。
「おいっ、空見ろよ」誰かが気づく。
「えっ?どうしたの?」
「すっげぇ、星がきれいだぞ」
「本当だ~」
都会じゃとても見れないような星がきらめいている。
いつのまにか暗闇に目も慣れてきている。
6人はみんなでデッキに寝転がって、星を眺める。
「地球にいるって感じがするなぁ」
「うん。俺たち生きてるんだなぁ」
「あ~、宇宙ってデッカイなぁ」
たぶん、心の底から思っていることを口にしている。


この後、彼らは一通り語り合った後、それぞれが抱いていた
不安をよそにそれぞれの寝床に入った。




もう1つのグループも寝に入る。
昼間はとても元気だったサエコが泣きべそをかいている。
「ひとりで寝るの恐いよ」
そう、これもまた現実。どんなに強がっていても人には不安に
なることがあるのだ。でも、それを乗り越えて成長していった
りする。時には後戻りすることがあってもよいとも思う。
サエコはこの日、スタッフの千春さんに慰められながら、最後
は1人で寝れた。サエコもほかのみんなもきっとこの30日間で
驚くほど成長するに違いない。そして、私も貴重な体験をする
ことができた。大人になって余計なことばかり気にして、
繕うことに必死になりすぎていたのではないか。素直に
喜び、怒り、哀しみ、感動する。結構、そんなことが大切
だったりするのではなかろうか。


私がこの場に参加することになったのは、ガキ大将に偶然、
とある居酒屋で出会っただけである。偶然と乗りが
このような出来事につながる。それもまた面白い。

本当にこんな貴重な場を提供してくれたガキ大将はじめ
スタッフの皆さんには感謝。勝手にこのような物語を書いた
ことを許していただければと思う。そして、たった1日の
出会いではあったのだが、本当に長くいろいろな出来事を
体験させてくれた子供たちがもっともっと悩み、純粋に
成長していってくれることを心から願う。


また、長々と書いたこの物語を読んでいただいた方にも感謝。
もしここに登場した子供たちがその後、どうなっていくのかに
興味がある方は公式HPも書かれているので、ご覧いただきたい。


詳しくはハローウッズのホームページ。

                                       (了)
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by 13staydream | 2006-08-12 01:58 | 戯言