猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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『ある週末』後編~行きは酔い酔い,帰る前に・・・の日曜日

目が覚める--予想通り二日酔い。「ごめん。今日行けない・・・」そんな電話を
しようかと心をよぎるが、体を動かしゃ何とか復活できるだろうと踏ん張って起きた。

毎度のノムさんご一行でmm含む4名は山へと向かった。
高速を降りて、道は山頂へと向かう。二日酔いのmmを気にするノムさんは言う。
「mmさんは車酔いとかしないんすか」
「車酔いは、基本的にしないけど、何にしろ二日酔い・・・うぇ」

ノムさんと元気者のT君は2人元気に前のシートで会話を交わしている。
二日酔いのmmは会話もそこそこに目をつぶって到着を待つ。

      *                *

「ここです。着きましたよ」
「うぅ、俺、完ぺき車酔いッス」T君は会話が徐々になくなっていた。
そして、mmは

「あぁ、俺もどうやら、車酔いもしたらしい。さらに体調不良。ぐぇ」
とはいえ、そんな状態でも準備してマウンテンバイクにまたがり山へと入っていく。
「思ったより寒いッスね」
家を出るときは暖かかったが、小さいとはいえ山の天気はあなどれない。
      *                *

「結構、のぼりが多いッスね。はぁはぁ」
「なんか、あっさり暖かくなってきた。はぁはぁ。うぇ」
mmも何とかついていく。徐々に汗をかき始め、体調も戻りつつある。

しかし、本当の不幸はここからだった。
ある程度、頂上付近に一行は到着。見晴らしもよい。
「やっほ~~」ノムさんは叫ぶ。こだまする。「やっほ~」
「ウヒヒ~~~~」T君は何やら奇声をあげている。こだまする。「ウヒヒ~~~」




そして、mm。
「ふぇ、へ~~~~~~クッション!!!」こだまする。「へ~~~~~~クッション!!」

そう、mmは花粉症なのである。自らベテランを名乗るほど。
天気予報は晴れといっているのに、風も吹くといっているのに、
丁寧に花粉が多いともいっているのに、
マウンテンバイクで山に行くという楽しみだけがインプットされていたのだ。

そう、結果なんか本当にわかっているのに、よく見える蜘蛛の巣が目の前にあるのに、
その先に見える餌にまっしぐらに向かって飛んでいっていたのだ。この日のmmは、
もはや蜘蛛の巣にひっかかったままの状態でその後を過ごす。ノムさんは
「mmさん、今日は元気ないね。大丈夫?」

持参したポケットティッシュ2つはなくなり、さらにノムさんのを分けてもらう始末。
気づくと鼻水が・・・・・・ポタッ・・・・・・「うぇ」



「己を知りて、敵を知れば百戦して危うからず」--孫子


                                 (了)
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by 13staydream | 2007-03-08 00:35 | 物語