猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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女たちよ眠れ-忘れ物は?- 探偵/mmの物語 後編

~探偵の物語 後編

この男、この前だって1度独りで帰ってきたと思ったら、また出て
女を連れて帰ってくる。その少し後に再びその女を泊めていた。
しかも、もう1人の女を抱えながらのご帰宅だ。変人である。

ここ数年、こうして監視をし続けているが、とにかく次々とやってくる
女が変わる。2~3年前はほぼ同じ連中ではあったが、やはり女ばかり。
近頃は女が1人で泊まっていくことも珍しくない。それだって3人、いや
4人はいる……。場合によっては女2人連れである。

確かにこの男の監視は必要である気がする。こいつはいつか犯罪者になる。
家の中での出来事まで調査を依頼されていないが、十分に性的変質者の
可能性を秘めているのではなかろうか……。



そして、今私の目の前を通り過ぎていくのは、てっきり別れたのかと
思っていたアイツだ。




――コロッケ男。

何てこった。数年前までは、ずいぶん出入りが激しかった。最も恋人に
近かりし人物だ。これもまた性的変質者の極みといってよいのか。
何しろ男……うぇっ!

こんな男の監視を続けている私が変になりそうだ……。



~mmの物語 後編

その日のmmの部屋のやりとり。

「誰と飲んでたんだよ。何時だと思ってんだ。人迷惑だぞ」
「何かお茶とかないんか。うぇ」
「はぁ?ねぇよ」
勝手に冷蔵庫を開けるコロッケ男。
「この野菜ジュース飲んでいいの?」
「いいが、賞味期限だけ見とけよ」
「2005年……。なんでこんなのが冷蔵庫に入ってるの」

結局、オレンジジュースを飲んだコロッケ男は隣部屋に勝手に布団を敷き、
勝手に寝て、翌朝勝手に帰っていった。

結局、そいつが忘れていたったのは、1,500円の素泊まり宿泊料。

                                           (終)
                                  
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by 13staydream | 2007-06-28 01:36 | 物語