猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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月の見えない夜に ①

~プロローグ~

男は暗闇を歩いていた。
暗闇のせいで、表情はまったく見えない。

だが、男はどういう表情をしているか自分では
理解していた。もはや、正気を失っている。
正気を失っていることすら理解していた。

周りのやつらからは自分の体が小さいだけで、
いつもバカにされる。
「殺すぞ」などと脅されることもざらにある。
そんなとき、男はただひたすら不安になり、その場から
逃げ出す……。

そんな毎日を過ごしてきていれば、誰だって自分を失う。





もはや敵は、すべての人間、世界……宇宙までと感じる。
自分の味方など、どこにもいない……自分なんて……
生きている価値もない……


思うのは世界への復讐……自分が生きていようなんて、
もう思ってなんかいない。自分はとてもちっぽけで、
世界中を相手にはできないかもしれない。相手は誰でもよい。
たった1人でもよい。刺し違える気持ちで世界に復讐を誓う……

                                     (続)
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by 13staydream | 2007-07-25 00:50 | 戯言