猫背でもサルはサル。


by 13staydream
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ココロ

おそらくこのブログをご覧の人たちだけでなく、
私の知り合いである人、誰にも話したことのない物語である。

ある女性に言いたいことがあるけど……いつも伝えられない――。


  *            *

例えば、気心の知れた親友だとか、長年つきあった恋人だとか、
それ以上につきあいの深い家族だとか、そういった人たちとの
コミュニケーションをとる上でもやはり言葉は大切なものだと思う。
言わなくても分かるというのは、果たしてどこまで通じるものなのか。
言ってもすべてを相手に理解してもらえているとは、私なんかは
思っていない――。

それぐらい人に心を伝えるのは難しい。

  *            *


本当に誰にも話していない話だが、実は私はほぼ
毎月のように会っている女性がいる。

容姿端麗なわけではない。
それでも、会いに行くのは私から……。

「こんにちは」
「元気ですか。お仕事は相変わらず忙しいのですか?」
話し方もおだやかで丁寧である。
「まぁね。分かる?」
「今回はいつもより来てくれるタイミング遅いような気がしました」
一体、どれぐらいの付き合いになるのだろう。
あまり気にしていないが、考えてみれば長い。
いつも他愛のない話でしかない。本当に言いたいことは違うのに――。

もうすぐ彼女に会える一月がたつ。

彼女はそのときもまた、私にきっとこう言う――。








「かゆいところはないですか?」







「えぇ、足の裏が・・・
かゆいです」





とか言ってみたら、彼女は一体どんな反応をするのだろう。



それでも、きっと私は「あ、あぁ、特にないです」
ときまって答えるに違いない。


――もちろん、ほぼ1月に1度ぐらいは美容室に通っているのだ。
[PR]
by 13staydream | 2007-08-13 01:25 | 戯言