猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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ある失踪事件 【前編】

真実を知らない方がよいこともある――。

     *       *

――とある日の歓送迎会。

酒も飲めるようになった、mmだったが2次会のカラオケも
中盤にさしかかると、ひそかに頭痛に悩まされていた。
それよりも、団体行動に少々疲れていた。
だから、そっと1人カラオケ屋を後にする。

そのまま、1人帰ろうかとも思ったが、
歓送迎会が始まる前の約束を思い出す。
17kgのダイエットに成功したアイツが、
「今晩泊めて」
と言っていた。
「私が歓迎される歓迎会なんて何年ぶりだろう。
 近頃、ダイエットで食べなくなったから、、酔いが早いんだよな」
と、はしゃいでいた。無理やり連れて帰るのもかわいそうか。
カラオケルームではマイクを手にしたり、グループで話し込んだりしている。

1人で帰るのは、アイツがほかのやつらと仲良くしているための
嫉妬からくるんじゃないのだろうか。いや、そんなことはない。





カラオケ店を出たmmは
少々の頭痛を押して、夜の街を歩きはじめる。
10分ほど歩くと久しぶりの立ち飲みカウンターバーに寄る。
終わりかけの店だったが、店長が「久しぶり」と言って
迎えてくれる。

ここで、カラオケが終わるのを待つか。
それほど、待つこともないだろう。

「山崎をロックで」
他の客を横目に、私は注文をする。
「近頃、元気?この前はせっかく誘ってくれたのに、ごめんね」
「いやぁ、mmも忙しそうだしね」
などと、話し込む。

ほどなく、30分が過ぎる。
カラオケも終わっている頃のはずだが、アイツからは
何の連絡もない。さすがにもう1杯飲む気もおきず、
先に帰る旨のメールをアイツに送り、mmは帰ることにする。


ちなみに、アイツとは・・・・・・おなじみコロッケ男。

そして、この後、そのコロッケ男は失踪事件を巻き起こす。

                                (続)
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by 13staydream | 2008-07-10 00:30 | 戯言