猫背でもサルはサル。


by 13staydream
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<   2007年 03月 ( 12 )   > この月の画像一覧

雨に唄えば

先週の日曜日。

朝――。雨が降っている。
今年の目標は“遊ぶ”とはいえ、もはやそれだけでだるい。
仕事も少し忙しくなってきて、ゆっくり休みたい。このままもう一度寝たい。
だらだらとテレビを見て、一日を終える。それが、毎度引きこもりの休日。

だが、今年は違う。mmは起きる。

雨の中、車を東に向かって走らせる。

ワイパーが幾度となく雨をはじく。

行き着いた先はどでかいコンクリートの要塞。

車を降りて、傘を差して歩き出す。

要塞の中に私は溶け込んでいく――。

目の前は赤。赤。赤――。

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by 13staydream | 2007-03-31 01:17 | 鹿島アントラーズ
――時間を戻して。

「あれぇ、誰だっけなぁ」

結構、友人の結婚式をきっかけに恋が芽生えるなんて話はざらにある。
いや、そう聞くだけで実際に進展があるなんて思ってもいなかった。
確かに「彼女がほしい」そんな目標は常に公言しているわけだが、それを
口にすることで、あらたな光が見えてくるのである。
つまり、今回の結婚式の2次会を受けたのはmmの意思だが、依頼はTKからだ。
すべて決定権が自分にあるのではない。友人はおそらくmmに新たな出会いを
くらいの軽い気持ちはどこかにあったかもしれない。TKという友人の影響で
mmは新たな出会いが生まれる――それが現実になることだって、稀にある。

「思い出したっ!」
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by 13staydream | 2007-03-27 00:46 | 物語

魔封波返し ~その4

 *                      *

ノムさんは、すぐにそいつを取り出してきて、mmに渡した。

mmはそいつをかかえて帰る。


翌朝――。

結局、走りはしなかったのだが、目標達成すべく買い出し。

いつもの引きこもりでいる休日とは同じ自宅にいるでも――違う。


そう、そしてmmの目標とは――。

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by 13staydream | 2007-03-25 01:23 | 物語

魔封波返し ~その3

――30分後。

結局、休肝日とはいかず、今夜もトーテムにmmは来ることになった。
野球オヤジは相変わらず元気そうだ。新人のバイト君もはいり、話題は
あれやこれやと盛り上がる。

mmはいつものラフロイグを注文する。近頃はロックではなく、
トワイス・アップ(と呼ぶらしい)である。水とシングルモルトを1対1の割合にする。
スコッチのまろやかさが増すのだ。これを美味いと思ったのも人に薦められてのもの。
何かしら影響をうけて、自分のものにしていくのだ。タンブラーを傾けて、
野球オヤジとグラスをあわせる。


「人に好かれる人は誘いを断らない人なんだそうです。 断らなければ、
 また誘いが来るんだって。もちろん、そもそもは誘いたいから誘っているのだろうし、
 ってこの前来たお客さんが言ってましたよ」
ノムさんはカウンターの奥から常連たちにむかって話しかける。
「なるほどねぇ」
野球オヤジとmmは納得顔を浮かべている。
「最近、アタシ誘い断ってるアルヨ」
と浮かない顔はkさん。
人それぞれである。

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by 13staydream | 2007-03-23 01:03 | 物語

魔封波返し ~その2

  *                     *

近頃、忙しくなってきているわりには酒を飲む機会は減らない。どことなく酔いが早い。
夕べは、おなじみカエルおじさんの遅い誕生会と称し、トーテムポールで宴。ノムさんの
手作りショートケーキは今年も美味かった。カエルと仲間のモヒカンが帰ると、mmは
また1人になる。酒でも飲もうかと思うが、今日はやはり休みにすべきと思いとどまる。

すると、mmの“沈黙の携帯”がめずらしく鳴る。先日、結婚式を挙げたTKからだ。
「おう、mmこの前はありがとう」
「おかえり。新婚旅行はどうだった?」
「あぁ、土産を買ってきたら、今から持っていくよ。ゆっくりはしないけど」
といって携帯は切れる。

ところが、“沈黙”は再び鳴る。一体何事だ。今度はトーテム常連の野球オヤジ。
近頃はめっきりおとなしく(忙しいらしいが)、連絡もなかったのだが、
「久しぶりにトーテム行こうと思うんだが、どうだい?」
「ええ、一件予定が入ったんで、それ次第で連絡しますわ」
休肝日と思ったのに。素直に断ればよいのだが。

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by 13staydream | 2007-03-22 00:10 | 物語

魔封波返し ~その1

「例えばどちらでいいことがあって、そのどちらかを選ぶ時って、
いったい何に因って選んでいるでしょうか。蜜柑と林檎があって、
どちらか食べろと云われて、蜜柑を選ぶ理由とは――」
……中略……
「そこで、蜜柑を選ばせたのは、本当に私の意志なんでしょうか」

          ――「塗仏の宴 宴の支度」京極夏彦著より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分の意思で物事を決めたと思っても、それは決して
自分の意思だけではないのだとmmは思っている。
そこには環境があり、その環境の影響を受けて、物事は決められる。
すでにそこにはあるレールがしかれていて、それにしたがって自分は
運転しているだけである。行き先はある程度、決まっていて自分は
ブレーキをかけたり、時には曲がるけど、その曲がるのも果たして
自分の意思なのか怪しい。

例えば、私がF1を好きだと言う。好きになったきっかけは
少年ジャンプでとりあげられていたことでもあるし、テレビを見ていた
からでもあり、そしてその話題を共有し合える友人がいたからなのでもある。
もちろん、それ以外の複雑な理由もあったのだろうが、それらのどれか1つが
かけていたら、私はプロレスが好きだと言っていたかもしれない。すると、
もちろん鈴鹿までF1を見に行くこともなかっただろうし、今の仕事にすら
ついていなかったようにも思う。でも、人の道なんてそんなものなのだと思う。

偶然は偶然なのだが、それはいつしか必然と捉えられる。

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by 13staydream | 2007-03-20 01:47 | 物語

F1 オーストラリアGP

開幕戦のわりに完走率が高かったレース。

波乱という波乱もなく、ライコネン優勝。

ハミルトンの3位は見事。

スーパーアグリは昨年を思えば大健闘。

ホンダは・・・大丈夫かしら。
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by 13staydream | 2007-03-18 13:52 | モータースポーツ
F1オーストラリアGP。

佐藤琢磨 予選10位。

スーパーアグリに移籍した昨年で、この先の活躍はもうなくなったと思った。

よくもここまで復活したものだ。開幕戦ならではの波乱かもしれない。

マッサのトラブルもあった。ホンダ勢の遅さが際立たせる。

新しいカラーリングを身にまとったマシン。

明日のスタートが待ち遠しくなった。
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by 13staydream | 2007-03-17 13:11 | モータースポーツ

ある火曜日~後編


歩いていて、目が回る。

ここは何通りといっただろうか。JR新宿駅と西部新宿駅の間の広い通り。

mmはそこで何か引き合う力を感じる。そう、もし自分が“スタンド使い”

であるなら、近くに別の“スタンド使い”がいる。そんな気分だった。

目の前には人だかり。

その人だかりの中を抜けてくる一人の男。

帽子を深くかぶり、サングラスをかけている。

その奥から覗く微かな視線は確かにmmに向けられていた。

mmは--その男を知っている。身構える。


その瞬間--。

--悲鳴。

「キャー」
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by 13staydream | 2007-03-13 19:39 | 物語

ある火曜日~前編

『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画がある。
スタンドという“特殊な能力”を持つ登場人物たちが戦う物語。
普通の人間には、スタンドは見えない設定。そしてスタンドを扱う
キャラクターたちはお互いに引き合うのだという。だから、自分が
スタンド使いだとすると、知らず知らず別のスタンド使いと出会い
戦いが始まったりする……


果たして、私たちの実生活でも、それに似たようなことがままある。

ある晴れた火曜日の昼下がり--。

めったに行かない街、新宿にmmはいた。

眠らない街の昼間は喧騒につつまれている。

要件は、その昔ある分野においてアメリカNO.1になったおじさんと会って打ち合わせ。

軽くランチをとり、一通り要件を話す。よろしくと伝え、別れる。

mmは次の打ち合わせに、地下鉄の駅へと向かう。

相変わらず新宿の街は騒がしい。

しかし、この後mmはこの新宿の街で人の悲鳴を聞くことになるのだった--。

                                                   (続)
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by 13staydream | 2007-03-11 00:57 | 物語